売却したい不動産の査定額を出すとき、一括査定サイトの査定以外に、「不動産査定ソフト」での査定も出来るのはご存知でしょうか?

 

不動産査定ソフトを使用した査定額は一括査定サイトよりも正確、という声もあります。

 

今回は、無料から有料までおすすめの不動産査定ソフトと、無料で人気なエクセルソフトのメリット・デメリット、そして無料で不動産査定書を作成する方法をご紹介していきます。

 

この記事でわかること
  • 不動産査定ソフトの査定方法
  • おすすめエクセルの不動産査定ソフト
  • エクセルソフトのメリット・デメリット
  • エクセル以外のおすすめ不動産査定サービス5選
  • 無料で不動産査定書を作成する方法

不動産査定ソフトとは?

不動産査定ソフト

業者が不動産の査定価格を出すときに使用する、ソフトウェアのことです。

 

不動産査定ソフトでは、過去に行われた類似物件の売却データや取引実績をもとに、不動産の査定価格を算出します。

 

この査定方法を「取引事例比較法」と言います。

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトとは

そのため、より正確な査定価格を出せますが、様々なデータや不動産売買にかかわる専門的な経験とスキルが必要になるので、一般人が利用することは殆どありません。

 

不動産査定ソフトを使用するのは、主に”業者の方々”ということになります。

 

不動産の査定方法は3種類

先述したように不動産査定ソフトでは、主に「取引事例比較法」という査定方法を用いて査定価格を出します。

 

他にも、不動産の査定方法は2種類存在し、それぞれ査定する物件や目的によって使い分けができます。

 

不動産の査定方法

  • 原価法
  • 取引事例比較法
  • 収益還元法

 

原価法

『原価法』は対象の不動産を再建築したときに必要な再調達原価に、築年数などの下落要因を加味した価値予測方法です。

 

おすすめエクセルの不動産査定ソフトとは 無料で不動産査定書を作成する方法

新築物件の価格を決める時などによく用いられ、「売主が納得しやすい査定方法」とも言われています。

取引事例比較法

不動産査定ソフトでも用いられる『取引事例比較法は、過去の類似物件の取引実績に基づき査定価格を算出する方法です。

 

過去の取引価格をもとにするため、評価が難しい中古物件などに利用されます。

 

適切な査定額を算出するには、専門的なスキルや経験が必要です。

 

収益還元法

最後の『収益還元法』は、対象の不動産が生みだす将来利益を想定して、現在価格を算出する方法です。

 

将来の価格を重視するため、不動産の投資額の算定によく利用されます。

 

おすすめエクセルの不動産査定ソフトとは 無料で不動産査定書を作成する方法

実際の現場では、プロの相場観をもとに査定額を出していきます。

 

不動産査定ソフトなどは、これらの値を導くためのサポートツールなのです。

 

【無料】不動産査定のエクセルソフトなら『Excel_売買ナビ』!

不動産査定ソフトの中には、エクセルを使った査定ソフトもあります。

 

中でもおすすめしたいエクセルソフトは、無料で使える『Excel_売買ナビ』です!

 

おすすめエクセル不動産査定ソフト Excel_売買ナビ

『Excel_売買ナビ』は、業者向けの不動産査定ソフトです。

 

ただし厳密には、査定価格を出すソフトではなく、不動産売買にかかる諸費用を計算できるソフトとして知られています。

 

ローンの計算や取引に関する書類なども作成可能なので、不動産業者には人気のソフトです。

 

価格 無料
査定対象不動産 居住用物件
利用制限 特になし

 

『Excel_売買ナビ』の特徴
固定資産税など、不動産売買にかかる諸費用を計算できる査定ツール。

 

『Excel_売買ナビ(2019年度版)』の無料ダウンロード方法は?

『Excel_売買ナビ』は、デジタルコンテンツ流通サイト「vector(ベクター)」で無料でインストールできます。

 

利用したい人は、下のボタンをクリックしてみて下さいね。

 

 

エクセルの無料不動産査定ソフトを使うメリット・デメリット

では次に、エクセルの不動産査定ソフトを使った際の、メリット・デメリットを見ていきましょう。

 

エクセル不動産査定ソフトのメリットとデメリット

エクセルの不動産査定ソフトには、一括査定サイトにはないメリットがあるので、状況に合わせた使い分けが必要ですよ。

 

エクセルの不動産査定ソフトを使うメリット

1導入が簡単

エクセルソフトは、ソフトウェアとして販売されているので、一般の方でも簡単に導入できます。

 

2コストを抑えることができる

不動産査定ソフトは有料なものが多いですが、無料で使えるものもあります。

特にエクセルソフトは、フリーウェアが多いためお試し利用に最適です。

 

エクセル不動産査定ソフトのメリットとデメリット

必要最低限の機能しかありませんが、プロ仕様のものもあります。

3カスタマイズが簡単

エクセルソフトはエクセルで作られているため、自由にカスタマイズ可能です。

 

査定計算も簡単なので、居住物件の変化にも柔軟に対応できます。

 

エクセルの不動産査定ソフトを使うデメリット

1一般利用に不向き

不動産査定ソフトはプロが使うようなデータを使うため、一般的な個人利用ができません。

 

エクセル不動産査定ソフトのメリットとデメリット

エクセルソフトでも詳細な査定額を計算するときは、類似不動産の取引事例や道路との高低差など、専門的なデータが必要です。

 

2専門的な知識がいる

不動産査定ソフトは精度の高いことで有名ですが、必ずしも正しい査定額を出してくれるとは限りません。

 

これはエクセルかどうかは関係なく、全ての査定ソフトに言えることです。

 

エクセル不動産査定ソフトのメリットとデメリット

適切な物件データを入力しても、間違った査定額を出すこともあります。

 

正確な査定額を出したいなら、不動産売買に関わる専門的な知識が必要です。

 

不動産会社に務めている方や不動産に関する資格を持っている方は、常日頃から膨大な不動産を目にしており、その人なりの相場観を持っています。

 

実務で不動産査定ソフトに誤差が出た場合は、その相場観を頼りに査定額を調節するのが一般的です。

 

エクセル不動産査定ソフトのメリットとデメリット

しかしこのような調整は、不動産を扱ったこともない素人には不可能ですよね。

 

長年培った知識と経験には勝てません。
特に中古物件は状態が異なるため、不動産査定ソフトを使うには専門的なスキルが必要です。

 

不動産査定で必要なデータ・書類一覧

ここまで何度か、

 

「不動産査定ソフト」を使うには、専門的な知識が必要

 

と述べましたが、では不動産査定をする上で必要となるデータや書類とは一体何なのでしょうか?

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?メリットとデメリット

不動産査定には、以下のようなデータをもとに、正確な査定額を計算します。

 

不動産査定に必要なデータ一覧
  • 過去の類似不動産の売却事例
  • 接面道路の状態
  • 駅からの距離
  • 用途地域
  • 路地状敷地
  • 崖地の面積
  • 道路との設置面

 

不動産査定に最低限必要な書類については、以下の通りです。

 

不動産査定に最低限必要な書類一覧
登記簿謄本 不動産の所有者、担保人などが一目でわかる公的な書類です。法務局で取得できます。
公図 不動産の地番や道路、土地の形状などが記載されている公的な書類です。路地状敷地の有無や道路との高低差を知りたい時に役立ちます。法務局やインターネットで取得可能です。
測量図 不動産の測量データが記載された公的書類です。あれば便利なので法務局に問い合わせましょう。
建築図面 建築終了時や購入後にもらう、不動産の間取りが示された図面です。不動産の設計図となるものなので、ぜひ用意しときましょう。
不動産周辺の地図 周辺地図があれば便利ですが、無理に揃える必要はありません。地元の不動産屋さんなら、土地に明るいので必要ないでしょう。
不動産や土地の権利書 不動産や土地の所有者であることを証明する公的書類です。登記完了を示すものなので、査定の時点では必要ありませんが、売却を予定しているなら用意しておいた方がよいでしょう。

平成18年からは「登記識別情報」という電子データになっています。

難しくはありますが、一応全ての情報を集めることは可能です。

 

【有料】エクセルソフト以外!おすすめの不動産査定サービス5選

次に、エクセルソフト以外のおすすめな不動産査定サービスを5つご紹介します。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?メリットとデメリット

もし、やはり自分でやるには難しいかも?と感じた方は、一回の入力で複数の不動産会社にまとめて査定依頼をできる「不動産一括査定サイト」がおすすめです。

 

利用したい人は、下記の記事を参考にしてみて下さいね。

 

 

1価格査定マニュアル

『価格査定マニュアル』は、公益財団法人である「不動産流通推進センター」が作成した、査定価格の根拠を示すマニュアルです。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?価格査定マニュアル

不動産のプロも使う本格的な査定ソフトであり、人気度が高い有料ソフトになります。

 

価格 3,420円/年
査定対象不動産 マンション、戸建住宅、住宅地
利用制限 居住している不動産のみ

 

2015年からは、ウェブ版も登場しました。

 

『価格査定マニュアル』で査定できる不動産の種類は限られていますが、帳票が綺麗に作成できるという点がおすすめポイントの1つです。

 

 

2標宅プロ

同じく有料の不動産査定ソフトとして人気なのが、『標宅プロ』です。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?標宅プロ

『標宅プロ』は、不動産鑑定士が地価公示価格を算出するための査定ソフトになります。

 

なので値段も高めで、利用は国家資格を持つ不動産鑑定士のみです。

 

価格 125,000円
査定対象不動産 商業地、工業地、住宅地など
利用制限 国家資格を有する不動産鑑定士のみ利用可能

 

査定可能な不動産は『価格査定マニュアル』よりも幅広いため、個人の居住用不動産以外を査定したい方は、『標宅プロ』がおすすめです。

 

 

3株式会社東京カンテイ

株式会社東京カンテイが提供する『不動産査定システム』は、多くの不動産会社も取り入れている不動産査定サービスです。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?株式会社東京カンテイ

利用できるのは法人の有料会員の方のみ、となっています。

 

価格 要お見積り
査定対象不動産 要お見積り
利用制限 法人の有料会員のみ利用可能

 

株式会社東京カンテイの『不動産査定システム』の特徴は、売買事例や公的価格が既にシステムに搭載されていることです。

 

そのためスピーディーに査定書を作成できます。

 

また不動産査定のほかに、コンサルティングサービスなども受けられます。

 

 

4公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)

こちらの査定サービスも、公益社団法人「全国宅地建物取引業協会連合会(以下、全宅連)」の有料会員のみ利用可能となります。

 

また会員登録するにも、宅建の資格が必須です。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?全宅連

価格 要お見積もり
査定対象不動産 要お見積もり
利用制限 有料会員のみ利用可能

 

特徴は何と言っても、有名な不動産業界団体である全宅連の不動産査定システムを利用できることです。

 

 

5TAS-MAP

最後にご紹介するのは、大手自動車メーカー・トヨタのグループ会社が提供する不動産査定ソフトです。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?TAS-MAP

価格 従量課金制
査定対象不動産 要お見積り
利用制限 要お見積り

 

こちらのソフトも有料ではありますが、利用した分のみ支払う「従量課金制度」をとっています。

 

 

無料で不動産査定書を作成する方法は?

ここまで多くの不動産査定サービスを紹介しましたが、その殆どが業者向けの有料サービスとなります。

 

不動産業者ではない、一般の方が不動産査定書を作成するには、

 

  • 不動産会社に作成依頼する
  • 不動産鑑定士に作成依頼をする

 

の2パターンがあります。

 

無料で不動産査定書を作成!おすすめエクセルソフトは?

そして、不動産売却の仲介役をしてくれる不動産会社に査定書の作成を依頼すれば、査定書は無料で作成可能です。

 

なぜ不動産会社に依頼すると無料なのか、また不動産鑑定士に査定書の作成を依頼した場合の相場価格、査定書の無料ひな形・フォーマットなどについては下記の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

無料で利用できるエクセルの不動産査定ソフト『Excel_売買ナビ』は、不動産売却に関する諸費用を計算するツールだと言うことが判明しました。

 

また、その他にも不動産の査定価格を出すサービスは沢山あります。

 

査定したい不動産の種類などを考慮して、自分に合った査定方法を選んで下さいね。

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